
4月19日、日光で新たな音楽イベントが始まります。その名も「AMBIENT NIKKO」。日本を代表するパワースポットで行われるアンビエントライブ。その魅力を、主催・Wac Loungeさんに伺いました。
パワースポットで鳴らすアンビエント。開催に込める思い

「最初は宇都宮に友人が営むミュージックバー”リンチ”があって、そこの店長と飲んでいるときに、ふと『日光とアンビエントって相性がいいんじゃないかな』と軽く言ったんです。日光が持つパワースポット的なイメージと、アンビエントミュージックが合わさったらおもしろいんじゃないかと。そうしたら、次の日にはもう店長がインスタグラムで出演者の募集をかけていて(笑) ただ、アンビエントというジャンルに関しては、あまりそういうミュージシャンが出入りしていない印象があって。だから、このイベントをきっかけに、地域に隠れているアンビエントファンやミュージシャンとつながれたら、という思いもありました」
飲み会の一言から始まった「AMBIENT NIKKO」。実際に募集をかけてみると、県外からも参加を希望するミュージシャンが現れたといいます。
「出身がこちらの方もいて、新しい出会いがありました。今回は、これからにつながる足がかりとなる、まさに“きっかけ”のイベントですね」
アンビエントの”曖昧さ”と、日光の魅力が調和する

イベントの会場となるのは、ランカトグルカフェ ニッコー。日光東照宮や日光二荒山神社にほど近いミュージックカフェです。日光でアンビエントイベントを開催する意味について、Wac Loungeさんはこう語ります。
「日光のイメージをあえてひと言でいうなら、“水”です。僕は、いろは坂の麓で育ったんですが、この地域は中禅寺湖や華厳滝につながる水系があって、とても水が豊富な土地なんです。水ってすごく霊的なものを感じるし、山もそうですが、水はアンビエントとすごく相性がいいと思っているので」
アンビエントとは「周囲にある」「環境の」といった意味を持つ言葉。その”曖昧さ”がヒントになったと話します。
「会場の裏が東照宮で、正面には山がある。そして山の真下には川が流れていてよく霧が立ち込めるんです。この環境を見たときに『ここでアンビエントをやらない理由はない』と確信しました。アンビエントを広義に解釈して、アートやクリエイティブを巻き込みながら、その語源に近いものを具現化できたらいいなと思っています」
多彩なアーティストの表現を楽しんでほしい

第1回となる今回は9組のアーティストとDJが出演します。イベントの見どころについても聞きました。
「今回集まったのは、カテゴライズしにくいアーティストばかり。ただ、共通するのは、どのアーティストの演奏にもシンセサイザーが入っていることです。おそらく、それぞれシンセの使い方や解釈がまったく違うライブになると思うんです。いろんなジャンルのアーティストが、それぞれのやり方でシンセを奏でる。イベント全体通して見たときに、この違いが重なる瞬間がおもしろいんじゃないかと思っています」
東京から特急列車で2時間あまり、自然と神々に囲まれた土地・日光。その幽玄な環境で、どのような音の波長が生まれるのか。自然と音楽が交差する瞬間を体験してみてはいかがでしょうか。
イベント概要
AMBIENT NIKKO

4/19(日)
at ランカトグルカフェ ニッコー Lancatlgue Cafe Nikko
14:30〜21:00
ENT:¥2,500
詩頭蛙
(しずがえる。philip gayle + shizka ueda)
Akira Noumi (VSQ sports)
Cantanua.
tatata5
natsuehitsuji
Akiyuki Okayasu
マツナガトオレ
Wac-Lounge
mora-tau & Aki
Special Thanks でんきくらげ
DJ サーモンたらお
プロフィール
Wac-Lounge

クリエイター和久英明によるソロプロジェクト。
エレクトロユニット”eureka!”としてCDアナログなど国内外で多数リリース。フランクフルトのフィルムフェスやドイツツアーを経て、イタリアンヴォーグ、南ドイツ新聞にインタビュー掲載されるなどヨーロッパでも注目を集める。
また他アーティストのアレンジ、リミックスワークや”BALLY”、”私の部屋”、テレビ番組等々へ多くを楽曲提供。
コロナ以降Wac-Lounge名義でモジュラーシンセをモチーフとした動画作品を展開する。ロンドンNTSラジオではDJ Gigi FMによるプログラムにて60分のアンビエントミックスを披露。またHITACHIの環境問題にアプローチしたコンテンツやYoshirottenによる原宿クエストでのインスタレーションに参加。

